2016/8/23
リューナが三日くらい前からエサを食べなくなった。
初めの頃は夏バテかなーくらいに甘く考えていたんだが、三日も食べない(当然ウンコもしない)となるとさすがにおかしい。そこそこ活発で元気そうに見えるが、確かに抜け毛が多くて毛並みが悪くなってきたようにも思う。
昨日は台風だったんで断念し、今日やっと病院に連れて行けたんだが、血液検査の結果診断されたのが「多発性嚢胞腎(たはつせいのうほうじん)」という病気。腎臓に嚢胞と呼ばれる風船のような膜がたくさんできて、腎臓の機能が阻害されていくという症状だそうだ。
現時点で治療法は見つかっておらず、不治の病に当たるらしい。看てもらったお医者さんは明言を避けていたが、いろいろ調べたところ余命はまず一年はないだろう。
悲しいな。またペットと別れなきゃならないのか。1000匹に1匹の確率だって言われたが、リューマの時もそう言われたぞ。しかもこっちは遺伝性の疾患だっていうじゃないか。くそっ、どうなってんだ、あのブリーダーは!
……と毒づきはしたものの、オレが荒れても仕方がないのはわかってる。どうあっても治らないってのは受け入れるしかないので、いかにリューナが苦しまず、長生きできる道を探すしかない。
とりあえず勧められたのが、点滴療法だ。栄養分と腎臓の機能を助ける効能を持った薬を皮下注入し、回復を促すというもので、これを2~3日に一回行う必要があるらしい。一人暮らしで会社勤めのオレには結構な負担になるが、やらないわけにはいかない。さっそく今日点滴を打ってもらった。
その後、出社してから事業部長に事情を説明して、2日に一度点滴を打ちに行く、つまりは30分くら遅刻することになりますがよろしいでしょうかと相談してみたところ、快くOKをいただけた。自らも犬を飼ってらっしゃることもあるだろうが、理解があって本当に助かる。
とはいえ恒久的にというわけにもいかないので、とりあえず1ヶ月だけ点滴を打ちに通い、その後は経過を見ながら入院させるか、自宅点滴に切り替えるかなど代替案を考えていこうと思う。オレは博愛主義者ではないので、予後があまりに悪いようならば安楽死も視野に入れている。お互いの負担が大きくなって、お互いが不幸のまま辛い結末を迎えることになるよりは、その前に決断を下すことも必要であると考えている。もちろん、最後の手段ではあるが。
――と、ここまで書いたところで隣の部屋からカリカリと音がしてきたので見に行ってみると、ほんの少しだがリューナがエサを食べていた。今日の点滴が効いてきたんだろうか。振り返って「ウニャン」とか鳴きやがるもんだから、涙が出そうになった。
少なくとも自分の足で歩けて生きる意志を見せてくれる間は、こっちも全力でサポートするからな! 症状が良くなることはなく、これから悪化の一途をたどることもわかっちゃいるんだが、どうか少しでも苦しまずに生きていてくれることを願う。
