新年の出会い

2017/1/8

新年明けましてござる。

三連休初日にして今年の初ライドは近場にしちゃおうかと思い、片道10キロちょいの埼玉県越谷方面に向かう。

真冬は空気が澄んでいて、景色もなんだか綺麗に見える。まあ単純に久しぶりのライドだからかもしれないが、年末の帰郷で自転車に乗れなかった鬱憤を晴らすかのように時速26km以上をキープしながらかっ飛ばす。

ところが越谷手前の草加あたりは東武スカイツリーラインというふざけた名前の鉄道が走っていて、陸橋がどれもこれも自動車専用道路だ。歩道も階段だけで自転車は通れず、何度もけっこうな距離を迂回する羽目に。そもそも創価みたいなダセエ名前しやがって。こんなド田舎二度と来ねえと心に誓う。

そんなこんなで目的地の目前まで来たあたりで、「竜泉寺の湯 次の信号を左折し500m」という看板が目に入る。お目当てとは違った温泉なのだが、今思うとピンと来たものがあったんだろうな。なんかそっちの方がいいなーと感じ、信号を左折。

写真じゃわかりにくいが、着いてみると予想以上に大きな建物だった。後でわかったことだが、できたのは去年の9月らしい。新しすぎてオレのGoogleMap検索に引っかかってなかったってわけか。

結論から言うと、最高の温泉だった。オレもかなりの温泉に入ってきたという自負があるが、その中でもここは一二を争うどころか、一位だと胸を張って断言できる。それほどいい温泉だった。
以前、マントル氏に「今までで特によかった温泉は?」と聞かれ、「施設はそれほど代わり映えないし、泉質が飛び抜けていいってこともないから、特にどこがいいってのはあんまり考えたことないなあ」と言葉を濁したものだが、ここが一番です。竜泉寺の湯が一番です、ハイ。

ではオレの温泉全般に対する評価ポイントとともに、具体的にどういうところがよかったのかを見ていこう。

○料金
料金も見ずに飛び込みで入って、建物の規模から1,000円以上するだろうけどまあ正月だしいいかと覚悟していたんだが、なんと750円! しかも関東の温泉のほとんどは土日料金があって割高になるんだが、そんなものもなくて常に一律! やはり選定の段階で料金が高かったら即候補から外れるわけだから、料金はオレが最も重視するポイントである。

○広さ
目算で、内湯エリアが200㎡、露天エリアが150㎡はあっただろうか。広さはその温泉の快適性に直結し、広ければ広いだけ洗い場の数や後述する風呂の種類の豊富さにもつながるわけだから、オレが真っ先にチェックする最重要ポイントだ。

○風呂の温度
温泉によっては「早く帰れ」と言わんばかりに42℃くらいに設定しているところもあるが、ここは長湯するのに最適な38℃。しかも露天は2℃高い40℃と、よくわかっている設定だ。最低1時間半は滞在するオレからすれば、風呂の温度は一番重要なファクターだと言えるだろう。

○風呂の種類
炭酸泉、泡風呂、寝湯、壺湯など、計14種類の湯があった。繰り返しになるが、最低1時間半は滞在するオレとしては飽きずに堪能できる風呂があることが何よりも大切である。
個別には、泡風呂は銭湯のような単調なブクブクではなく、サイズの小さいきめ細かい泡が体にまとわりつくようなタイプだったのがよかった。炭酸泉も4種類用意されていて、若干泡の出方が違ってそれぞれ楽しめる。ジェット風呂は勢いが強く、施設が新しいせいもあるだろうが、故障して噴射口のどれか一つの水流が弱いということもない。最近見ない電気風呂だが、ここは5席も用意されていて、電流も一定でなく、押す、揉む、叩くといった複数パターンでマッサージできるのが最高だ。とにかく長湯するのに絶好の環境が整っていたわけだ。

○サウナ
適温なのは言うまでもなく、敷かれたタオルも清潔で、座るスペースも広く取ってあるから左右前後で他の人との密度が高くならない、ベストなサウナだった。温泉では真っ先にサウナに入るようにしているから、当然ながら一番重要視している。

○シャンプーとリンス
たいていの温泉ではリンスインシャンプーでまかなわれていて、これがまた質が低いので髪がゴワゴワになるのはもはや必定なのだが、ここは高級温泉のようにシャンプーとリンスが別々に用意されていた。こういう細かい心配りこそ、オレが最も評価するポイントの一つだ。

○クールダウン
長湯のためにはのぼせた体をリセットすることが重要であり、水風呂や露天での休憩などの方法がある。ここは水風呂は当然あり、かつ露天には寝転んで休める椅子が5つも完備されていた。いくらでも長湯してくださいというスタンスこそが、オレの最も深い心の琴線に触れるのだ。
またオレは途中で温泉から出て、屋内の休憩処で休んだりもするんだが、休憩処が受付より内側にあることもポイント高い。温泉によっては再入浴できないところもあるからな。

 

以上。受付の女の子がポニーテールだったことを差し引いても、竜泉寺の湯が最高であるというオレの結論は変わらないだろう。

あえて難点を挙げるとするならば、店内放送で「ここはお風呂のパラダイス~ りゅ~うせんじの湯♪」というテーマソングがほぼこのフレーズだけ延々と流れ続けていることだろうか。あるいはこいつに洗脳されたのかもしれない。

でもまあ、

~「影響を受けたミュージシャンはいますか?」
ボーカル「影響・・・そうね。ミュージシャンっていうか、温泉だけどね、これ言っちゃっていいのかな?」
ギター「クスクス・・」
~「?」
ボーカル「竜泉寺の湯・・・」
~「えっ」
ベース「あの温泉入ってね。ああ、ここまでクオリティー高い温泉あるんだ、キモイ(気持ちいい)」
ドラム「そうそう。一緒じゃん、俺らの内側とって。じゃあ表現しなきゃうそつきでしょ」
~「・・!」
ヴォーカル「たまたまなんすよ、同時期に温泉入ってて、クラッシュしちゃったんだな」
ギター「そのまま街に飛び出した、彷徨った、」
ドラム「そしたらたまたま交差点で4人出くわしてね、あ、こいつ、入ったなって」
ベース「じゃあ組む?みたいな」
ヴォーカル「だから音楽やってる人に言いたいですね。あんたらキャンキャンほえてるけど、入った?竜泉寺ってね」

こんな改変コピペを作れるくらいよかったよ。

 

また、まったく別の要因ではあるが、すぐ近くに素晴らしい店が。

こんな看板見つけたら、もう入るしかないじゃん。

土曜の昼時だからけっこう混んでるかなーと思いきや、店内は十分広くて一人で申し訳ないなーという気持ちにはならずに済んだ。

ピザもしっかりしたピザで、頼める種類も豊富。時間も無制限だったから、今日は温泉に2時間、この店に1時間半と、心の底からのんびりできた。

 

たった2000円でこの幸福感。今まで同じ温泉に再訪したことはなかったけど、ここは必ずリピートすると思う。
というわけで、冒頭でブーブー言ってた自転車の迂回問題についても直行できる別ルートをしっかり開拓してきた。新年早々開運招福ですなあ。

 

そして夜はカレーを堪能してフィニッシュ。いい連休になる予感しかしない。

走行距離:20.4km

走行時間:1時間21分


  • mantle より:

    その温泉、俺も行きたい……。
    泉質は重視しないのね。

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